成就院

成就院だより No.17「平成31年3月 伝法灌頂」

去る平成30年3月1日から10日まで、真言宗智山派総本山智積院において伝法灌頂が勤修されました。伝法灌頂(でんぼうかんじょう)とは、真言密教の奥義を阿闍梨が弟子に授ける儀式です。弟子は伝法灌頂を受けることによって、はじめて一人前の僧侶として認められます。なお、この儀式は毎年3月に非公開で行われ、具体的な内容を詳らかにすることは堅く禁止されています。

本年の伝法灌頂において、私は阿闍梨として勤めを果たし、弟子に真言密教の法を授けることができました。かつて弟子として臨んだ私もそうだったように、伝法灌頂は弟子にとっては「一人前の僧侶」になったという1つのゴールでありますが、実際は「一人前の僧侶」としてのスタートに過ぎません。多くの経験を積む中で、僧侶として成長することを願っております。

 

真言宗智山派 総本山智積院

総本山智積院の金堂。毎朝の勤行や真言宗智山派の重要な法要は、このお堂で勤修されます。

 

総本山智積院 講堂

伝法灌頂が行われた講堂。伝法灌頂の期間中、講堂は一部非公開ですが、通常では襖絵や名勝庭園の拝観ができます。